手持ちの服でY2Kファッションにするなら、押さえるのは5つです。ローライズかフレアのジーンズ、ちびT(小さめでぴったりしたTシャツ)か小さなトップス、上下そろいのジャージかやわらかなセットアップ、少しの光沢かパステル(メタリック、サテン、ベビーピンク)、そして小さなカラーレンズのサングラスと小ぶりのショルダーバッグ。このうち2つか3つを選び、ほかはシンプルに。どこで借りた仮装かと聞かれることもなく、2002年あたりの人に見えます。
この先では、ふつうのクローゼットのどこに各要素が隠れているか、買う代わりに何を使うか、そして3つの完成コーデ(うち1つはメンズ)を紹介します。どの年代のファッションも、手持ちの服で再現する方法のシリーズの、次の1本です。
Y2Kらしさを出す5つの要素
Y2Kのシルエットは、ざっくり言えば80年代のシルエットを上下逆さにしたもの。上は小さくぴったり、下は長くゆったり、ウエストの位置は低め。要素はどれも、1つだけで成立します。2つそろえば、テーマを当ててもらう必要もありません。
1. ローライズかフレアのジーンズ
コーデの大部分を担うのはジーンズなので、ここから始めましょう。Y2Kのデニムは腰の低い位置ではき、ひざ下から広がります。ブーツカット、フレア、あるいはとにかく太いシルエット。
- 手持ちでいちばん太いジーンズかブーツカットを、いつもより少し低い位置で。
- 靴がほとんど隠れる長めの裾。少し引きずるくらいが正解です。
- ブーツカットがなければ、ストレートでも、小さなトップスと合わせれば成立します。パーティーで、ウエストの位置を測る人はいません。
ベルボトム(フレアパンツ)は、70年代のコーデにも登場します。違いはウエストです。70年代はたいてい高い位置ではき、Y2Kは低い位置ではきました。
2. ちびTか、小さくぴったりしたトップス
トップスは、何もかも小さめでした。短くて、体にぴったり。胸元にメッセージが入ったものも定番です。
- 手持ちでいちばんぴったりしたTシャツ。キッズサイズや、洗濯で縮んだ一枚でも。
- キャミソールか、細いストラップのタンクトップ。
- キャミソールの上に、いちばん上のボタンだけ留めた小さなカーディガン。まさに2001年です。
3. 上下そろいのジャージか、やわらかなセットアップ
2000年代前半は、部屋着のまま出かけて、それをファッションと呼びました。正直、一理あります。
- 上下同じ色の、スウェットかジップアップのセットアップ。
- 定番はベロアですが、やわらかなセットアップなら何でも。グレーより、パステルか黒を。グレーだと、たいてい「ジムに行く途中」に見えます。
上下そろっていなければ、いちばん色の近いトップスとボトムスを。部屋の向こうから見れば、セットアップです。
4. 少しの光沢か、パステル
Y2Kが好んだのは、少しつやっぽく、少し甘いもの。必要なのは、どちらか一方だけです。
- 光沢:シルバーのトップス、メタリックかパステルのサテンのキャミソールやスカート、光沢のあるダウン、つやのあるバッグ。
- パステル:ベビーピンク、ベビーブルー、ライラック、ミント。1点で十分です。
Y2Kと90年代のコーデを分けるのが、この要素です。90年代は、サテンさえ落ち着いた色で着ました。ネルシャツと色あせたデニムの隣に、グレーのTシャツに重ねた黒のスリップ。Y2Kはそれをシルバーに、つややかに、ベビーピンクにして、もう一度明かりをつけたのです。
5. カラーレンズのサングラスと、小さなショルダーバッグ
仕上げの2点です。どちらか1つでも成立し、2つそろえば、それがコーデのサインになります。
- サングラス:小さなオーバルかスクエア。できればカラーレンズ(ピンク、ブルー、イエロー、アンバー)で。縁なしや細いメタルフレームが、いちばんこの時代らしいものです。メンズなら、スポーツタイプのサングラスがその役目を果たします。
- ふだんのメガネ:小さなスクエアや縁なしのフレームは、それだけで2000年代前半に見えます。手持ちがそんな形なら、そのままかけていきましょう。
- バッグ:手持ちでいちばん小さなバッグを、短いストラップで、脇にぴったり挟んで。スマホがやっと入るくらいなら、それが正解です。
手持ちのサングラスが大きくて濃い色のティアドロップだけなら、家に置いていくのが正解。それは70年代か80年代寄りです。小さくて、色付きであることが肝心です。
買う代わりに使うもの
仮装グッズの店は、左の列をビニール袋に入れて売っています。右の列は、たぶんもうクローゼットにあります。
| 買う代わりに | クローゼットから使うもの |
|---|---|
| ローライズのフレアジーンズ | いちばん太いジーンズかブーツカット。腰の低い位置ではく |
| ラインストーン付きのちびT | いちばんぴったりしたTシャツ、またはワンサイズ小さいメッセージT |
| ベロアのセットアップ | 上下そろいのスウェットかジップアップのセットアップ。そのまま外へ |
| パステルのサテンスカート | パステルかシルバーの、サテンやつややかなスカートかキャミソール |
| メタリックのミニスカート | シルバーか光沢のあるアイテムを1点。トップス、ダウン、バッグのどれか |
| 縁なしのカラーレンズのサングラス | 手持ちでいちばん小さなサングラス。できればカラーレンズ |
| ミニのバゲットバッグ | 手持ちでいちばん小さなバッグを、短いストラップで |
| ボレロ | いちばん上のボタンだけ留めた、丈の短いカーディガン |
右の列に、古いものはひとつもありません。プロポーションか質感が合っているだけの、ふつうの服です。
ふだんのクローゼットで組む、Y2Kのコーデ3つ
どのコーデも要素は2つか3つで、そのうち1つが主役。残りはシンプルなままです。
コーデ1:ちびTとブーツカットジーンズ
決め手:フレアかブーツカットのジーンズ、ちびT、カラーレンズのサングラスと小さなバッグ。
- 少し低めではく、裾の長いブーツカットかフレアのジーンズ
- 手持ちでいちばんぴったりしたTシャツ(メッセージ入りだとなおいい。無地のベビーピンクやベビーブルーでも)
- ボリュームのあるスニーカーか、小ぶりのヒールサンダル
- 手持ちでいちばん小さなバッグを、脇に
- カラーレンズのサングラス
いちばん無難なコーデです。サングラスとバッグがなければ、ふつうの土曜日の服。あれば、2003年です。
コーデ2:お出かけ用のジャージ
決め手:セットアップ、光沢かパステル、カラーレンズのサングラス。
- 上下そろいのスウェットかジップアップのセットアップ。あればパステルか黒
- 半分までジッパーを上げたジャケットの下に、キャミソールかちびT
- 光るものを1点:シルバーのフープピアス、つやのあるバッグ、パステルのサテンのキャミソール
- きれいなスニーカー。思い切り寄せるなら、ヒールサンダル
- カラーレンズのサングラスを、頭の上に
部屋着でパーティーに行くのは、ずるい気がします。でも、このテーマなら、それが正解です。
コーデ3:ゆったりデニムとゲームシャツ(メンズ)
決め手:腰ではくゆったりしたジーンズ、少しの光沢、カラーレンズのサングラス。
- 腰の低い位置ではき、スニーカーの上で裾がたまる、ゆったりしたジーンズかゆるいストレート
- オーバーサイズの、スポーツチームのゲームシャツか、大きなプリントTシャツ
- 上にジップパーカーか光沢のあるトラックジャケット。ジッパーは半分まで
- ボリュームのあるスニーカー。ボリュームはあるほどいい
- ベースボールキャップ、シルバーのチェーン、小さなカラーレンズかスポーツタイプのサングラス
このコーデは、年代に注意。ゆったりしたジーンズと大きなTシャツだけだと、90年代寄りになります。光沢とカラーレンズが、2000年代へと押し出してくれます。誰でも着られるコーデです。メンズに分類しているのは、たいていの男性のクローゼットに、すでにアイテムがそろっているからです。
よくある失敗
全部を一度に。ローライズのジーンズ、ラインストーンのTシャツ、ベロアのジャケット、カラーレンズのメガネ、メッシュキャップ、小さなバッグ、厚底スニーカー。1つずつなら問題ありません。7つ全部そろえば仮装、それも派手な仮装です。要素は2つか3つ、そのうち1つを主役にして、残りはふつうに。
「ローライズ」を文字どおりに受け取る。腰骨に引っかけるジーンズを買う必要も、落ち着かないほどお腹を見せる必要もありません。見る人が読み取るのは、プロポーションです。上は小さく、下は長く広く。ふだんの股上のブーツカットに、ぴったりしたTシャツ。それで十分です。
別の年代に着地する。フレアパンツにアースカラーを合わせると、70年代に戻ります。ゆったりしたジーンズにネルシャツ、光沢なしだと、90年代に着地します。
ヘアとメイク。ここでは、あえて扱いません。Y2Kではかなりの役割を担いますが(どのヘアクリップのことか、わかりますよね)、服だけでもY2Kに見えます。
Clottrで実践する
具体的な元ネタはありますか?2000年代前半の映画のワンシーン、昔のミュージックビデオのスクリーンショット、上下そろいのジャージに小さなサングラスの人が写ったPinterestのピン。Museは、まさにそういう写真のために作りました。
画像をMuseに貼り付けます。Museは色、形、そして写真の装いがどれくらいきちんとしているかを見て、Clottrのクローゼットにある手持ちの服でコーデを組み直します。手に入るのは雰囲気で、同じアイテムのコピーではありません。写真の人物や、身につけているブランドは関係ありません。

このコラージュは、すでにY2K寄りです。小さな濃い色のサングラス、フレアジーンズ、小さなトップハンドルバッグ。どんな写真でも、流れは同じです。
そのあと、コーデを自分の姿で確かめます。バーチャル試着がコーデを自分の全身写真の上に生成するので、引き出しの中身を全部床に出す前に、ちびTとブーツカットが自分に合うかを判断できます。

こちらは、パーティーではなく、昼間の観光向けのコーデになりました。メガネとサングラス、ピアス、ネックレスも同じ写真の上に生成されるので、カラーレンズがコーデを仕上げるのか、仮装に傾けるのかも確かめられます。
クローゼットで足りないときは、どのアイテムが足りないかをMuseが教えてくれます。そろいのボトムスかもしれません。サングラスかもしれません。知るなら、コートをもう着ている午後9時より、水曜日のほうがいいでしょう。
できないこと:暗い色のテーラードばかりのクローゼットから、2002年を呼び出すことはできません。Museはクローゼットで可能な、いちばん近いかたちを組み、無理のあるアイテムはそう伝えます。試着が見せるのは、色、プロポーション、そしてコーデ全体が自分の体でどうまとまるか。サイズや、服が実際にどうフィットするか、フレームが顔にどう合うかまではわかりません。
Clottrは、iOSとAndroid向けに、まもなく登場します。事前登録を受付中です。
よくある質問
ふだんの服でY2Kパーティーに行くなら、何を着ればいいですか?
ブーツカットかフレアのジーンズに、手持ちでいちばんぴったりしたTシャツ。そこに小さなカラーレンズのサングラスと、いちばん小さなバッグを足します。上下そろいのスウェットにキャミソール、そして光るものを1点、という組み合わせでも成立します。ふつうのコーデにY2Kの要素を2つか3つ。それで十分です。
もう持っていそうなY2Kの定番アイテムは何ですか?
たぶん、いくつもあります。ブーツカットかワイドのジーンズ、ぴったりしたTシャツかキャミソール、上下そろいのスウェット、シルバーかパステルのサテンのアイテム、小さなバッグ、サングラス。Y2Kのプロポーション(上は小さく、下は長く)で着れば、それだけでY2Kに見えます。上の置き換え表に、8つ挙げています。
男性は、Y2Kパーティーに何を着ればいいですか?
ボリュームのあるスニーカーの上でたまる、腰ばきのゆったりしたジーンズ、オーバーサイズの、スポーツチームのゲームシャツか大きなプリントTシャツ、そしてジップパーカーか光沢のあるトラックジャケット。そこにベースボールキャップ、シルバーのチェーン、小さなカラーレンズのサングラスのどれかを足します。光沢とカラーレンズがあれば、90年代には見えません。
Y2Kと2000年代ファッションは同じですか?
少し違います。Y2Kはふつう、90年代後半から2000年代前半にかけてのスタイルを指します。ローライズのジーンズ、ちびT、ベロアのセットアップ、光沢、カラーレンズのメガネ。「2000年代ファッション」は、スキニージーンズやボヘミアンのような後半のトレンドも含めた、10年全体です。Y2Kパーティーなら、前半を狙いましょう。
Y2Kらしいメガネやサングラスは、どんなものですか?
小さなカラーレンズのサングラスです。細めのオーバルかスクエアのフレームで、縁なしか細いメタルフレーム。レンズの色はピンク、ブルー、イエロー、アンバーなど。メンズ版は、スポーツタイプのサングラスです。ふだんのメガネなら、小さなスクエアや縁なしのフレームが、それだけで2000年代前半に見えます。
手持ちの服で、どんなコーデも再現:その2000年代前半のスクリーンショットをMuseに入れて、クローゼットがどこまで近づけるかを見てみましょう。
別の年代のパーティーなら、どの年代のファッションも、手持ちの服で再現するシリーズのまとめ記事に考え方があります。パーティーの前に自分の写真でコーデを見たいなら、バーチャル試着の仕組みはこちら。招待状が80年代なら、ふだんの服で着る80年代ファッションをどうぞ。