ふだんの服で70年代ファッションを着るコツは、5つの要素をそれらしく見せることです。ベルボトム(フレアパンツ)かワイドジーンズ、テラコッタやマスタードのようなアースカラー、スエードやコーデュロイのような素材感、高めのウエストにインした体に沿うトップス、そしてヒールのあるブーツかサボに大きなサングラス。取り入れるのは2つか3つ。ほかはすべてシンプルにすれば、ちゃんと70年代に見えます。罰ゲームでパーティーグッズを着せられた人のようには見えません。
あとは細部の話です。それぞれの要素がふつうのクローゼットのどこに潜んでいるか、買う代わりに何を使うか、そして完成したコーデを3つ(うち1つはメンズ)。この記事は、どの年代のファッションも、手持ちの服で再現する方法を紹介するシリーズの1本です。
70年代らしさを出す5つの要素
70年代のシルエットは、80年代をひっくり返したもの。上は細く、裾は広く。そこに温かみのある色と、思わず触れたくなる素材を足せば、あとはほぼ自然に70年代らしくなります。要素は1つでも足ります。2つあれば、誰もがすぐに気づきます。
1. ベルボトムかワイドジーンズ
真っ先に気づかれるのが、これです。1つだけやるなら、これにしてください。床に向かって広がるパンツは、どんなシャツよりも雄弁に70年代を語ります。
- ベルボトムのジーンズ。持っているなら、それを。ブーツカットも数に入ります。少し控えめなベルボトムです。
- ワイドジーンズかワイドパンツ。靴がほとんど隠れる長さで。
- パンツが苦手なら、ゆったりしたロングスカート。
幅より大事なのは丈です。ヒールを履いて、裾が床に触れそうなくらい。クロップド丈のベルボトムは今年の顔で、1975年の顔ではありません。
2. アースカラー
70年代のパレットは、落ち葉の山のよう。テラコッタ、マスタード、チョコレートブラウン、オリーブ、キャメル、バーントオレンジ、クリーム。
- 始めるなら、温かみのある色を1枚。テラコッタのセーター、マスタードのトップス、ブラウンのジャケット。
- 2色か3色を合わせれば、パレットの完成です。ブラウンにテラコッタ。オリーブにマスタード。キャメルにクリーム。
- ここでのベーシックカラーは、デニムです。
クローゼットは黒とグレーばかり?温かみのある色を1枚見つけて、あとはベルボトムに任せましょう。
3. 素材感
手で感じる年代でした。スエード、コーデュロイ、ローゲージニット、かぎ編み、少しのフリンジ。
- スエードかフェイクスエードのジャケット。できればブラウンかタン。
- コーデュロイなら何でも。パンツでも、ジャケットでも、シャツでも。
- リブニットかローゲージニット、ニットベスト、カーディガン。
- フリンジは少しだけ。フリンジのバッグ1つなら、さりげない目配せ。フリンジのジャケットにフリンジのブーツ、フリンジのバッグまでそろえば、ロデオです。
4. 高めのウエストに、体に沿うトップス(またはふんわりしたブラウス)
ボトムスを広くするなら、トップスは体に沿わせること。それがバランスのすべてです。
- 細身のリブニット、タートルネック、体に沿うTシャツを、ハイウエストのジーンズにイン。
- 大きくとがった襟のシャツをインして、上のボタンを開ける。
- あるいは、やわらかい方向へ。袖にたっぷりとボリュームのあるふんわりしたブラウスを、インするか、ウエストをベルトで締める。
コツは、イン。ニットをベルボトムの上に出したままだと、ただのいつもの平日の服に見えます。
5. ヒールのあるブーツ、サボ、大きなメガネ
仕上げは、背を高く見せる靴。そして小物をひとつ。
- 太めのヒールのブーツを、長い裾の下に。厚底を持っているならそれを。でも、ヒールなら何でもかまいません。ほとんどはベルボトムの裾に隠れるからです。
- サボかボリュームのあるミュールを、ワイドパンツかロングスカートに。
- 大きなサングラス。オーバーサイズのウェリントンかラウンド、または細いメタルフレームのティアドロップ。レンズはできればブラウン、アンバー、ローズ。
- ふだんのメガネも、フレームが大きいもの、細いゴールドのメタル、べっ甲柄なら。ベルボトムと合わせれば、それだけで70年代に見えます。
ここで小物をひとつだけ残すなら、私はメガネを選びます。顔にあるものだから、どの写真にも写ります。

買う代わりに使うもの
ほとんどは、もうクローゼットに掛かっています。左の列は、パーティーグッズの店がひと晩のために喜んで売りたがるものです。
| 買う代わりに | クローゼットから使うもの |
|---|---|
| 仮装用のベルボトム | いちばん幅の広いジーンズかパンツを、ヒールに合わせて長めに |
| フリンジつきのスエードジャケット | スエード、コーデュロイ、デニムのジャケットなら何でも。フリンジは不要 |
| 大きな襟のディスコシャツ | 手持ちでいちばん襟の大きいシャツ。ボタンをもうひとつ開け、襟をジャケットの上に広げる |
| 厚底ブーツ | 太めのヒールのブーツなら何でも。長い裾の下に隠す |
| ペザントブラウス | 袖にボリュームのあるゆったりしたブラウスなら何でも。インして着る |
| 色つきレンズの仮装用サングラス | 手持ちでいちばん大きなサングラス。ブラウンかアンバーのレンズがあれば、それを |
| 編み込みのヒッピーベルト | 幅広のブラウンの革ベルトを、本来のウエスト位置に |
どの行にも共通する考え方:70年代の服は要りません。70年代の形、色、素材を持った、ふつうの服があれば十分です。
ふだんのクローゼットで組む、70年代のコーデ3つ
どのコーデも、要素は2つか3つ。そのうち1つが、ほとんどの仕事を引き受けます。5つ全部を一度に使うと、仮装になります。
コーデ1:ベルボトムと、体に沿うニット
決め手:ベルボトム、高めのウエストに体に沿うトップス、大きなメガネ。
- ベルボトム、ブーツカット、ワイドジーンズのどれかを、長めの丈で
- クリーム、テラコッタ、ブラウンの細身のリブニットかタートルネックを、イン
- 裾の下にヒールのあるブーツ
- 手持ちでいちばん大きなサングラス。ゴールドのフープピアスはお好みで
ここではいちばん簡単なコーデで、週末に多くの人が着ている服とそう変わりません。時間旅行を担うのは、イン、裾、メガネの3つです。
コーデ2:開襟シャツ(メンズ)
決め手:素材感、アースカラー、ヒールのあるブーツ。
- 首元を開けた、とがった襟のシャツ。ブラウン、テラコッタ、クリーム、または小さな柄
- その上にコーデュロイかスエードのジャケット。シャツの襟はラペルの上に出す
- ストレートかベルボトムのジーンズ、またはブラウンのコーデュロイパンツ
- サイドゴアブーツ、または少しヒールのあるブーツなら何でも
- 色つきレンズのティアドロップか、細いメタルフレームのメガネ。細いチェーンはお好みで
きちんと寄りにするなら、ブラウンかキャメルのブレザーにタートルネック、ワイドパンツ、ローファー。まさに映画のワンシーンです。これから事件を解決するか、誰かをダンスに誘うところに見えます。どちらも、悪くない展開です。
ここにあるものは、男性専用ではありません。男性のクローゼットには、襟の大きいシャツとジャケットがもともとあることが多い、というだけです。
コーデ3:ふんわりしたブラウス
決め手:高めのウエストに合わせたふんわりしたブラウス、アースカラー、サボかブーツ。
- 袖にボリュームのあるゆったりしたブラウス。テラコッタ、マスタード、オリーブ、または温かみのある柄(ラップワンピースにするなら、次の行は飛ばして)
- ハイウエストのワイドパンツかミディスカート
- ウエストにブラウンのベルト
- サボかヒールのあるブーツ
- ゴールドのアクセサリー。大きな丸いサングラスは頭の上に
色は温かく、ほかはすべてシンプルに。仕事をするのは、ブラウスとウエストです。
よくある失敗
全部いっぺんに。フリンジ、ベルボトム、ヘアバンド、ピースマークのネックレス、厚底ブーツ、色つきのメガネを、ひとりで全部。それはもう仮装です。うまくいくのは、そのうち2つか3つを選んで、ほかは地味なままにする着方。目指すのは「最高の70年代コーデ」であって、「どのミュージカルに出るの?」ではありません。
上も下もワイド。オーバーサイズのパーカーにワイドジーンズでは、ただ布が多いだけ。上は体に沿わせて。インするか、細身のものに替えましょう。
うっかり別の年代。テーパードの淡い色のジーンズ、大きな肩、明るい色を選ぶと、コーデが80年代に寄ってしまいます。そちらのパーティーには、80年代コーデのガイドがあります。70年代とは、高めのウエスト、長くて広い裾、温かみのある色、そして手ざわりのある素材です。
全身ブラウンで、素材感なし。頭から足までのっぺりしたブラウンだと、制服のように見えることがあります。素材を混ぜるか(スエードにニット、コーデュロイにデニム)、クリームを1枚足して軽くしましょう。
ヘアとメイク。あえて省きました。それだけで1本の記事が必要になりますし、服だけでも70年代には届きます。
Clottrで実践する
参考にしたい画像は、もうありますか?映画のワンシーン、アルバムジャケットのスクリーンショット、ベルボトムとスエードジャケットの人が写ったPinterestのピン。そのために作ったのが、Museです。
画像を貼り付けるだけ。Museが色、シルエット、素材感、フォーマル度を読み取り、Clottrのクローゼットにある服で、できるだけ近いコーデを組みます。狙うのは雰囲気で、まったく同じアイテムではありません。写真の人物やブランドには手を触れません。

これは秋の居心地のいい写真で、70年代の写真ではありません。それでも流れは同じですし、このテラコッタのニットなら1974年にいても浮かないでしょう。
次に、そのコーデを自分の姿で確かめます。バーチャル試着が自分の全身写真の上にコーデを生成するので、ベルボトムとスエードジャケットが合うかどうか、玄関の鏡に判断を任せる前にわかります。同じ写真で、メガネやサングラスも試着できます。大きな色つきレンズのサングラスを試すのに便利です。やりすぎか、ちょうどいいか。パーティーの前にわかります。

この結果、Museが「Minimalist Brunch」と名づけたコーデは、70年代とは別のインスピレーション画像から生まれたものです。手順は同じです。
持っていないアイテムが必要なときは、Museが知らせてくれます。足りないのはブラウンのベルト1本だけ、ということもあります。出かける直前に知るより、週の半ばに知るほうがずっと気が楽です。
できないこと:黒のスキニージーンズばかりのクローゼットを、それだけで1975年に変えることはできません。Museは手持ちの服で組むので、クローゼットが許す範囲で近づけ、少し無理のあるアイテムにはそう伝えます。試着でわかるのは、色、プロポーション、そして自分の体でのコーデ全体のまとまり。サイズや服の実際のフィット感、メガネのフレームが顔にどう合うかや、顔の上での正確な大きさまではわかりません。
Clottrは、iOSとAndroid向けに、まもなく登場します。事前登録を受付中です。
よくある質問
ふだんの服で70年代パーティーに行くなら、何を着ればいいですか?
ベルボトムかワイドジーンズを、ヒールのあるブーツに合わせて長めに穿き、細身のニットをインして、手持ちでいちばん大きなサングラスをかけます。または、テラコッタかマスタードのふんわりしたブラウスを選び、ウエストでベルトを締めます。要素は2つか3つ選び、ほかはふつうのままにします。
男性は、ふだんの服で70年代パーティーに何を着ればいいですか?
アースカラーか小さな柄の、襟を開けたシャツに、コーデュロイかスエードのジャケット、ストレートかベルボトムのジーンズ、少しヒールのあるブーツを合わせます。色つきレンズのティアドロップがあれば、足しましょう。きちんと寄りにするなら、ブラウンかキャメルのブレザーの下にタートルネックを着て、ワイドパンツを合わせます。
70年代らしい色は何ですか?
70年代らしいのは、温かみのあるアースカラーです。テラコッタ、マスタード、バーントオレンジ、チョコレートブラウン、オリーブ、キャメル、クリーム。2色か3色を合わせ、デニムをベーシックカラーにします。
ベルボトムなしでも、70年代風にできますか?
できます。ほかの要素に頼りましょう。アースカラーのパレット、スエードかコーデュロイのジャケット、高めのウエストにインした体に沿うトップス、大きな色つきのサングラス。ワイドパンツやロングスカートを持っていれば、似たラインになります。
70年代風のメガネやサングラスは、どんなものですか?
70年代らしく見えるのは、大きなフレームです。オーバーサイズのウェリントンやラウンドのサングラス、細いゴールドのメタルフレーム、ティアドロップ。レンズはできればブラウン、アンバー、ローズ。ふだんのメガネも、フレームが大きいもの、細いゴールドのメタル、べっ甲柄なら数に入ります。
70年代のコーデには、どんな靴が合いますか?
いちばん簡単なのは、太めのヒールのブーツ。長いベルボトムの下に履いて、つま先だけを見せます。サボやボリュームのあるミュールはワイドパンツやスカートに合い、厚底も持っているなら使えます。白いスニーカーは80年代寄りなので、避けましょう。
手持ちの服で、どんなコーデも再現:70年代の映画のワンシーンかピンを1枚選んでMuseに貼り付ければ、クローゼットの服でコーデを組んでくれます。
ほかの年代も考えているなら、まずはどの年代のファッションも、手持ちの服で再現するシリーズのまとめ記事から。80年代にするなら、ふだんの服で着る80年代ファッションをどうぞ。パーティーの前にコーデを自分の写真で確かめたいなら、バーチャル試着の仕組みはこちら。