クローゼットのルール

クローゼットの公式を、読み解く

クローゼットの公式とは、シンプルな数のルールのこと。たとえば3-3-3ルールなら、トップス3点、ボトムス3点、靴3足です。効き目があるのは、スタイルではなく迷いを減らすから。選択肢が少なければ着替えは早くなり、本当に組み合わせられる服が見えてきます。

このページでは、まず公式の使い方を説明し、そのあとで、すべての公式の根っこにある問いに答えます。服は本当に何着必要なのか。短く言えば、答えは魔法の数字ではなく、洗濯の間隔と暮らし方で決まります。3-3-3ルールには専用のページがあり、カプセルの例と、うまくいかない場面を紹介しています。

公式は、点検の道具。法律ではない

クローゼットの公式は、どれも数のルールです。トップスは何点、ボトムスは何点、靴は何足。その数字は、法律ではなくレンズとして使ってください。クローゼットをそこにかざすと、2つのことがすぐに見えます。足りないカテゴリーと、多すぎるカテゴリーです。

たとえば、どんな服にも合う靴を3足と求める公式があるのに、1足しか見つからないとします。それは、次のトップスを買う前に埋める価値のある、足りないアイテムです。あるいは、ボトムスは3点と求めているのに、黒のパンツをたとえば12本持っているとします。それは足りないのではなく、くせ。次の黒のパンツは、待てます。

公式が代わりに決めてくれるわけではありません。「着る服がない」というぼんやりした気持ちを、答えの出る問いに変えるだけです。何と合わせる服が、ないのか。

足りないものを名指ししてほしいなら、「足りないアイテムを探す」が、スタイルの目標とスタイルDNAをもとに、クローゼットに足りないカテゴリー、色、生地の厚さ、フォーマル度を一覧にします。

服は、本当に何着必要?

答えは魔法の数字ではなく、洗濯の間隔と暮らし方で決まります。ちょうどいい数とは、洗濯から次の洗濯まで、服が尽きずに少し余裕が残る数です。

計算式:次の洗濯までの日数×1日のコーデ数に、予備を足す。これをカテゴリーごとに計算します。週1回洗濯して、トップスを1日1枚着るなら7枚。そこに、ジムのあとに着替える日やコーヒーをこぼす日のための予備を2〜3枚。ボトムス、ニット、アウターは何回か着てから洗うので、トップスより少なくて済みます。

残りは、暮らし方が決めます。ドレスコードのある仕事なら仕事着のカテゴリーが、ジム通いならトレーニングウェアが、季節のはっきりした土地なら天気に合わせた服が加わります。表の「最小限」は計算式に少しの予備を足した数、「標準」は仕事着と週末の服を分ける余裕を持たせた数、「多め」は変化そのものを楽しむための数です。どれも、洗濯を週1回ほどとしたワンシーズン分の一般的な目安で、調査に基づく数字ではありません。自分の1週間に合わせて、一行ずつ調整してください。

そして、どれだけ持っていても、いつも着ているのはその一部かもしれません。お気に入りが毎週のように戻ってきて、残りは出番を待つだけ。そんな人は少なくありません。大事なのは持っている数ではなく、着ている数。そしてその数は、測れます。

服の数の目安:ワンシーズン分、洗濯は週1回ほど
カテゴリー最小限標準多め数を決めるもの
トップス9〜1012〜1520〜25次の洗濯までの日数×1日のトップスの数に、予備2〜3
ボトムス3〜45〜78〜121点を何回着てから洗うか
ワンピースまたはスーツ1〜23〜56〜8仕事やイベントで、週に何日きちんと装うか
アウター12〜34〜5気候:雨、寒さ、天気の変わりやすさ
シューズ(足)34〜68〜10カジュアル、きちんと、天気用、スポーツ用。そのうえでドレスコード
トレーニングウェア(上下)23〜45〜7次の洗濯までの運動の回数に、1組を足す

例:洗濯は7日ごと、トップスは1日1枚、ボトムスは1点を3回ほど着てから洗い、運動は週1回。トップスは7枚に予備2枚で9枚。ボトムスは1週間分の3点に予備1点で4点。トレーニングウェアは1組に予備1組で2組。これが表の「最小限」の列です。運動の回数が増えたり、仕事着を分けたりすれば、数字は「標準」に近づきます。

Clottrで、自分の数字を見る

表がくれるのは出発点。答えをくれるのは、自分の着用履歴です。クローゼットインサイトは、タップした「今日のコーデ」、連携したカレンダーの予定、手動で記録した着用、そしてアイテムごとに設定できる着用頻度の予測から、着た服を記録します。数週間もすれば、よく手に取る服と、出番のない服が見えてきます。着用頻度の予測はあくまで自分の見積もりで、実際の着用記録ではありません。正確な回数を知りたい服は、記録してください。

「眠っている服」は、その逆から働きかけます。最近着ていない服のなかから今日に合うものを見つけ出し、手放すと決める前に、忘れていた服にもう一度チャンスを与えます。アイテムごとの着用単価を見れば、どの買い物が元を取れているかがわかります。

クローゼットを表と照らし合わせるには、デジタルクローゼットをカテゴリーで、次にフォーマル度と色で絞り込んでください。

Clottrのアイテム詳細画面。着用頻度の予測シートを開き、毎日、毎週、毎月、シーズンごと、年に1回、めったに着ないの中から、隔週を選んだところ

Clottrで実践する

  1. 01

    クローゼットを取り込む

    服を1点ずつ撮影するか、ハンガーラックごとまとめて撮影するか、どのオンラインストアからでも商品画像を取り込みます。Clottrが背景を削除し、1点ずつタグ付けします。始めるには30点ほどで十分。手順はクローゼットの取り込みガイドで説明しています。

  2. 02

    着用記録にまかせる

    着た今日のコーデをタップするか、カレンダーを連携するか、手動で着用を記録します。いちいち記録したくない服は、着用頻度の予測を設定しておけば、Clottrが着たと思われる回数を記録します。

  3. 03

    インサイトを読む

    数週間たったら、クローゼットインサイトを開いて、着用履歴、着用単価、眠っている服を確認します。各項目の見方は、インサイトのガイドで説明しています。

クローゼットのルール、よくある質問

ミニマリストや旅行の多い人に合うクローゼットのルールは、どれですか?

少なくて決まった数を、くり返し使えるルールです。3-3-3ルール(トップス3点、ボトムス3点、靴3足)はどちらにも合います。ミニマリストなら1週間のテストとして、旅行の多い人なら1週間の旅の荷物として。どちらの場合も原則は同じで、互いに合う少数の色にそろえ、どのトップスもどのボトムスとも合うようにします。

子育て中や会社勤めなら、どのクローゼットのルールが合いますか?

チャレンジではなく、自分の1週間から数を決めてください。子育て中の人は、洗いやすく手入れの楽な普段着を多めに持っておくと安心です。1日1コーデでは足りない日もあるからです。会社勤めなら、仕事着というカテゴリーが加わります。次の洗濯までの出社日数を数え、その部分はドレスコードに合わせて組み立てます。3-3-3ルールのような小さなチャレンジは、週5日の厳しいドレスコードより、週末に向いています。

服がたくさんあっても、クローゼットのルールは使えますか?

使えます。ルールを使うことは、残りを捨てることではありません。1週間分の服を選び、それ以外は見えない場所にしまって、何が恋しくなるかを観察してください。手に取る服と、まったく恋しくならない服。そのほうが、どんな数字よりも多くを教えてくれます。

クローゼットのルールで、個性はなくなりますか?

なくなりません。公式が制限するのは選ぶアイテムの数で、どのアイテムを選ぶかではありません。自分の色と形の服を選べば、むしろ個性は増します。どの服も、理由があってそこにあるからです。

ジーンズは何本あればいいですか?

たいていは2〜3本です。きれいめにも着られる濃い色の1本、週末用の明るい色かゆったりした1本、そしてジーンズをほぼ毎日はくなら予備の1本。ジーンズは何回かはいてから洗うものなので、トップスより少なくて済みます。

靴は何足あればいいですか?

まずは3〜5足から。普段のスニーカー、仕事やディナー用のきちんとした1足、天気に合わせた1足(冬はブーツ、夏はサンダル)、運動するならスポーツシューズ。足すのはドレスコードや趣味のためで、変化をつけるためだけには増やしません。

カプセルワードローブは、何点で作るものですか?

決まった数はありません。3-3-3ルールのように9点で1週間というカプセルもあれば、ワンシーズン分を数十点で組むカプセルもあります。目標の数字を追うより、このページの、洗濯の間隔から逆算する式で、自分に合う数を決めてください。

クローゼットの断捨離は、どのくらいの頻度ですればいいですか?

季節ごと、天気に合わせて衣替えをするときに軽く見直し、年に1回ほど、しっかり見直してください。判断の基準は着用です。その服のための季節を丸ごと出番なしで過ごしたなら、残す前に理由を考えてみましょう。

手持ちの服を、数字で見る。

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